
ピザを食べて太りたいのであれば、やみくもに食べるのではなく、食べ方に工夫をすることがポイントです。
目次
ピザは健康的に太れるのか?太れないのか?カロリー・たんぱく質・糖質・脂質・ビタミンミネラル・消化吸収の良さは?

カロリー・たんぱく質・糖質・脂質・ビタミンミネラル・消化吸収の良さからチェックしていきましょう!
ピザのカロリー
例えば、ピザのお供としてよく飲まれているコーラは100mlあたり約44kcal。
1缶(300ml)飲むと、132kcalです。
コーラ1缶(300ml)で、白米なら0.2合分、食パンなら0.8枚分ものカロリー摂取が可能。ちなみにピザ1枚(Sサイズ)とコーラ1缶(300ml)を飲食すると、ピザ1.2枚分のカロリーとなります。
ピザのセットでよくあるジュースは適度にする
太りたいのに多くの量を食べられない人はこうした飲み物でカロリーを摂取した方が簡単且つ楽に太れると思うかもしれませんが、コーラに限らずジュースにはブドウ糖が含まれていて、このブドウ糖を過剰に摂りすぎると中性脂肪として蓄えられます。
一見太りたい人に適しているように思えますが、人工甘味料を使用しているジュースは血糖値が一気に上がるので、過度な飲み過ぎは大変危険です。
ピザとセットのジュースで大量のカロリー摂取を試みるのは身体に悪影響・負担をを与えてしまう結果を招きます。

健康的に太りたいのであれば適度な量のジュースでカロリーを摂取し、高カロリーだけどバランスのとれたピザを食べることがおすすめです。
ピザのたんぱく質
トマト・ソーセージ・ピーマン・玉ねぎがトッピングされたオーソドックスなピザ(直径20㎝)1枚あたりのカロリーは約870kcalです。
このピザに含まれているたんぱく質は100mlあたり約7.93gなので、1枚(直径20㎝)500gの場合なら1枚(直径20㎝)で摂取できるたんぱく質は39.65gとなります。
ピザのトッピングに使われているチーズのほとんどが動物性たんぱく質で必須アミノ酸を含んでいるものが多く、効率よくたんぱく質の摂取ができるのですが、脂質も多くカロリーが高いです。
カロリーが高いからといって動物性たんぱく質ばかりを摂取していると皮下脂肪として蓄積されてしまうだけではなく、筋肉量の減少・髪の毛や肌のトラブル・集中力や意欲の低下にも繋がります。
そして肥満・便秘・疲れやすくなる・空腹を感じやすい・腸内環境の乱れ・内臓疲労・腎臓病・尿管結石・脱水症状のリスクも。
ちなみに、たんぱく質の1日の摂取推奨量は年齢と性別によって異なります。
- 15~17歳:男性▷81~125g 女性▷67~103g
- 30~39歳:男性▷75~115g 女性▷57~88g
- 65~74歳:男性▷77~103g 女性▷58~78g
こうしたことから、ピザだけを食べて太ろうとすると様々な悪い症状やサインが身体に表れるようになりますし、健康的に太ることは難しいです。

たんぱく質を摂取したい時はブロッコリー・サツマイモ・大豆などの豆類・ゴマなどの種子類・肉類・卵類などにも目を向けて、偏った食事をしないように心がけましょう。
ピザの糖質
マルゲリータ1枚分(ピザ生地100g・トマトソース45g・モッツアレラチーズ80g・バジル2g)の糖質は約55.5gです。
今回は具材の少ないマルゲリータで糖質の合計を出しましたが、ジャガイモやお餅がトッピングされているピザとなると糖質量がグッと上がります。
そもそも糖質というのは、食事で糖質を摂ることで血糖値が上がり、膵臓や血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌される仕組みになっています。
このインスリンには血中の糖分を脂肪に変えて身体に溜め込む働きをしてくれます。太りたい人にとっては有難い栄養素ですよね。
しかし、太りやすい体質に変えてくれるというメリットがある一方で、糖質の摂り過ぎは生活習慣病のリスクを高めるというデメリットもあります。

ピザで健康的に太りたいのであればピザを中心に食べるのではなく、週に何回か食べるようにして太りやすい体質に変えることをおすすめします。
ピザの脂質
直径20㎝(500g)のピザ1枚に含まれている脂質は約35.65gです。
ピザに限らず脂質は色々な食品に含まれていて、糖質・たんぱく質・脂質と三大栄養素の1つでもあります。
主な働きとしてはエネルギー源・体温の保持・脂溶性ビタミンの吸収促進なのですが、過剰に摂取しすぎると、狭心症や心筋梗塞などの心疾患・脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患のリスクがあります。
ただ、病気のリスクが怖いからと言って脂質を摂らないようにすると今度は肌荒れや髪の毛のパサつき・エネルギー不足による体調不良・精神的に不安定になる症状が表れるようになります。
脂質を摂り過ぎなければ害はないので、ピザを食べて健康的に太りたいのであれば1日に摂取しても良い脂質の目安量を知っておきましょう。
- 18~29歳:男性▷58.9~88.3g 女性▷44.4~66.7g
- 30~49歳:男性▷60~90g 女性▷45.6~68.3g
- 50~64歳:男性▷57.8~86.7g 女性▷43.3~65g

極端な話、脂質に関しては1日ピザを1枚食べても問題ないと言えるでしょう。
ピザのビタミン・ミネラル
ほとんどのピザに使用されているトマトには、ビタミンE・B₋カロテン・ビタミンCなどが含まれています。
注文をするピザ次第で栄養満点で身体に良いピザにできるということです。
ピザを食べて太りたいのであれば、トッピングやサイドメニューをうまく活用して栄養バランスのとれた食事を意識することをおすすめします。
ちなみに、ビタミンが多く含まれている食材は以下です。
- 海苔
- 唐辛子
- 鶏レバー
- 豚ヒレ肉
- しじみ
- にんにく
- バジル
- 舞茸
- アセロラ
- ピーマン
- パセリ
- キウイフルーツ
- レモン
- プロッコリー
- きくらげ
- しらす干し
- 鮭
- 卵
- アーモンド
- ごま
- ごま油
- バナナなど
ミネラルが多く含まれている食材は以下です。
- ヨーグルト
- 牛乳
- プロセスチーズ
- 海藻
- ナッツ
など
ピザの消化吸収の良さ
ピザ1切れを食べると、2時間くらいで糖が血液に混ざることで血糖値が上昇します。
「血糖値が上昇したら危ないのでは?」と思った人も少なくないと思いますが、実はピザにトッピングされているチーズなどの脂質には、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があるため、ピザは一概にも「身体に悪い」とは言えません。
また、生地に使用されている小麦は消化に良いと言われていて、チーズも脂質や乳製品に分類されているので、ピザの組み合わせは意外にも消化に良いのです。
健康的に太りたいのであればチキンや脂身の少ない赤身のお肉、お餅やしらすのような胃に優しいやさしいトッピングを選ぶことが理想的です。

リンゴやほうれん草、人参などのより消化に良い食材や、野菜たっぷりのトッピングにして栄養バランスのとれたピザにすることもおすすめです。
【結論】ピザは健康的に太れるのかの結論とその理由
ただ、たくさんの量や高カロリーなものを食べればいいというわけではありません。
栄養バランスが偏っていると太るために必要な栄養素が不足していることで栄養を吸収する力がなく、どんなに食べても中々太れない結果に。
極端な話、トマトソースとチーズ、バジルしかトッピングされていないマルゲリータピザを1日に何枚、何十枚と食べていても太りません。
むしろ栄養バランスが偏り過ぎていることで身体に負担がかかってしまったり、病気になるリスクを高めてしまうことになります。
ピザを食べて健康的に太りたいのであれば、ピザだけでなく、他のたんぱく質を多めに摂る・炭水化物をちゃんと摂る・良質な脂質を積極的に摂る・食事を抜かない・間食を取り入れることが大切です。
特にピザは間食にしやすいので間食としておすすめ。
間食が太る為に重要な事は別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。

つまりピザだけでは健康的に太る事は向いていません。あくまでもサポート的に食べると良いでしょう!
まとめ
ピザを食べて健康的に太りたいのであれば、「無駄食い」ではなく”他に何を食べるか”が最も重要なポイントになります。
たんぱく質は身体をつくるのに大切な栄養素であり、炭水化物は活動をする上でのエネルギーとなって筋肉や脂肪の減少を防いでくれるので、太るためには欠かせない栄養素です。
脂質の摂り過ぎは良くないですが、脂質は高カロリーなので効率よくカロリーをとるのに適しています。
栄養バランスのとれた食事(ピザ+サイドメニュー)と適度な運動を心がけ、健康的に太りましょう。また、間食にはかなり向いているので健康的に太りたい人は間食でピザを食べてみるのもいいですね!
コメント