結論から言うと、当然ですが、カップラーメンでは健康的に太ることはできません。
コンビニエンスストアやスーパーマーケットで手軽に購入できるカップラーメン。お湯だけで手軽に作れて長期保存も可能なことから防災用備蓄食品としても優れた食品です。

ここではガリガリに悩む男女とカップ麺の主食が健康的に太れるのか否かについて紹介しています。
目次
カップ麺は健康的に太れるのか?太れないのか?成分を紹介!
平均的なカップ麺のカロリー
市販されているカップラーメン(醤油味)1個分のカロリーはおおよそ354kcalです。
カップラーメン1個で1日の必要カロリーの17.7%を補うことができます。

仮にカップラーメンのみで一日のカロリーを補おうとすると約6個分のカップラーメンを食べる必要があります。
平均的なカップ麺のたんぱく質
市販されているカップラーメン(醤油味)1個分のたんぱく質量はおおよそ8.5gです。
カップラーメン1個で一日の必要たんぱく質量の13%を補うことが出来ます。
カップラーメンのみで一日の必要たんぱく質量を補おうとすると約8個分のカップラーメンを食べる必要があります。

健康的に太るための重要な栄養素であるたんぱく質ですが、カップラーメンのみから補うことは現実的ではありません。
平均的なカップ麺の糖質
市販されているカップラーメン(醤油味)の糖質量はおおよそ46.6gです。
カップラーメン1個で一日の必要な糖質量の18.5%を補うことができます。
カップラーメンのみで一日の糖質量を補おうとすると約6個分のカップラーメンを食べる必要があります。

糖質は不足すると疲れやすくなる・思考力が低下する・気持ちが不安定になる などの症状が現れます。しかし、一度に大量の糖質を摂取すると強い眠気・だるさ・集中力の低下を招きます。
平均的なカップ麺の脂質
市販されているカップラーメン(醤油味)の脂質量はおおよそ16.2gです。
カップラーメン1個で一日の必要な脂質量の36.4%を補うことができます。カップラーメンのみで一日の脂質量を補おうとすると約3個分のカップラーメンを食べる必要があります。
これまで見てきたカロリー・たんぱく質・糖質の栄養構成比と比較してカップラーメンの栄養構成比のなかで脂質は高い傾向にあります。

脂質以外の栄養を基準にカップラーメンを食べていると脂質を過剰摂取してしまいやすくなってしまうので気を付けましょう。
平均的なカップ麺の食塩
カップラーメン1個に含まれる食塩相当量は約5.6gです。
食塩の摂取基準は一日7gです。カップラーメンを2個以上食べるとそれだけで一日の食塩摂取量を超えてしまいます。
食塩は過剰摂取することで高血圧症になりやすくなります。血圧が高くなることで動脈硬化がすすみ、脳卒中・心臓病といった血管起因の病気を引き起こしやすくなります。
太りやすくても塩分が高くては健康的に太るとは言えませんね。

また、血管の老化は認知症につながるともいわれています。食塩は身体の水分量を増やすため腎臓にも負担が掛かってしまうため注意が必要です。
カップ麺の消化吸収の良さ
脂質の消化吸収はたんぱく質・糖質と比較すると消化が十二指腸から始まるのでゆっくり始まります。
胃にとどまる時間が長いので腹持ちがいいのですが、逆に言ってしまうと胃腸に負担をかけてしまう栄養が脂質です。

ガリガリの男女によくある食べた物が胃で消化吸収がされずらい為に栄養が吸収されずに太らない原因がありますが、カップ麺は食べ物の中でもさらに消化吸収率が悪いのでより太る事には適していないと言えますよ!
カップ麺は健康的に太れるのか否かの結論とその理由
脂質が高すぎる
1点目は脂質の栄養構成比が高いということです。脂質の構成比が高いことで、胃腸に負担がかかることが健康的に太りたい方にとって弊害になります。
脂質の多い食品をとることで他の栄養素の消化吸収が阻害されてしまうということが起こります。さらにガリガリ体質の人によくある消化吸収の悪さを後押ししてしまう結果になります。
食塩含有量が高い
2点目は食塩の含有量が高いことです。
食塩のとりすぎは高血圧症の原因になることは先にも述べましたが、あらゆる生活習慣病の起因となりますので注意が必要です。
まとめ
カップラーメンだけで健康的に太る、という点においては適した食品でないことがわかりましたが、入手が簡易なことや日持ちの良さ・携行のしやすさという点では非常に優れた食品です。
他の食品と上手に組み合わせて生活に取り入れていきたいですね。
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