粉ミルクの栄養成分や消化吸収の良さ、そして健康的な体重増加への影響を詳しく見ていきましょう。

結論から申しますと粉ミルクを毎日のお茶やドリンク、水などに置き換える事で健康的に太れるサポートドリンクになります。
目次
「粉ミルク」で健康的に太れる?太れない?成分は?
カロリー
粉ミルクのカロリーは、100mlあたり約70kcalです。
これは牛乳よりもやや高いカロリーですが、適度な量を摂取すれば、健康的な体重増加に役立ちます。

仮に一日の必要エネルギー量(2,300kcal)を粉ミルクだけで補おうとすると一日に3,280mlの粉ミルクを飲む必要があります。
たんぱく質
粉ミルクには、100mlあたり約3.5gのたんぱく質が含まれています。たんぱく質は筋肉の構築に必要な栄養素であり、適切な摂取が健康的な体重増加に寄与します。

仮に1日の必要たんぱく質量(55g)を粉ミルクだけで補おうとすると1,570mlの粉ミルクを飲む必要があります。
糖質
粉ミルクの糖質は、100mlあたり約7gです。
糖質はエネルギー源となりますが、摂取量が過剰になると病気のリスクが高まるため、適量を心がけましょう。

仮に1日の糖質(炭水化物)を粉ミルクだけで補おうとすると1日に4,100mlの粉ミルクを飲む必要があります。
脂質
粉ミルクに含まれる脂質は、100mlあたり約3gです。脂質はエネルギー源となり、適度な摂取が体重増加に役立ちますが、摂取量が多すぎると健康に悪影響を与える可能性があります。

仮に1日の脂質を粉ミルクだけで補おうとすると1日に2,129mlの粉ミルクを飲む必要があります。
ビタミン・ミネラル類

ビタミン・ミネラル類は人工的に配合されている分、良いバランスと高い含有量で配合されているものが多く販売されています。
食物繊維
粉ミルクは、乳製品から水分を除いたものであり、主にたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルが含まれていますが、食物繊維は含まれていません。
食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすため、便秘を防ぐ効果があります。食物繊維が不足すると、血糖値が上がりやすくなります。
結果、糖尿病リスクが上昇するため健康的に太るという観点では食物繊維を摂取する必要があります。

日本における成人の食物繊維の摂取推奨量は25gです。食物繊維を多く含む食品としては、野菜、果物、穀物などが挙げられます。
消化吸収の良さ
これは、粉ミルクが乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」を含んでいるためです。乳糖不耐症の人でも比較的安心して摂取できるのが特徴です。

また、腸内環境を整えるフラクトオリゴ糖を添加している商品も販売されており、腸内環境を整えることも出来ます。
結論:粉ミルクだけでは健康的に太れないが、毎日のドリンクとしては最適
粉ミルクだけで健康的に太ることはできません。消化吸収率は良いですが、粉ミルクだけでは成人に必要なエネルギーやタンパク質・脂質はバランスよく摂取することが出来ません。
タンパク質・脂質の含有比率に対して糖質(炭水化物)の比率が少ないためです。糖質に摂取量を合わせると、タンパク質と脂質が過剰になってしまう、タンパク質・脂質に摂取量を合わせると糖質が不足してしまうという状態に陥ってしまいます。
さらに食物繊維がありませんので粉ミルクだけでは健康的に太る事は出来ません。
しかし、健康的に太れるサポートドリンクにはなります。
粉ミルクを毎日のドリンクにする事で健康的に太れるサポートになる
粉ミルクだけに頼らず、食物繊維を含むバラエティ豊かな食事を摂ることで、健康的な体重増加が期待できます。
毎日のお茶や水を粉ミルクに変更するだけで健康的に太るサポートドリンクになります。
まとめ
粉ミルク中心の食生活では健康的に太る事は難しくても、毎日の飲んでいるお茶や水などの粉ミルクに変更する事で健康的に太れるサポートドリンクになります。
しかし、粉ミルクを大人が飲むために購入するのはハードルが高いですよね。そんな場合は大人用の健康的に太れるプロテインがおすすめです。
健康的に太れるプロテインについては別記事で紹介していますのでよかったらあわせてご覧ください。
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