寒くなってくるとコンビニのカウンター商品として温かい肉まんが陳列され始めます。ふんわりほかほかの肉まんは子供から大人までみんなが大好きな味ですよね。

結論から言うと、肉まんだけで健康的に太ることは難しいです。
目次
「肉まん」で健康的に太れる?太れない?成分を紹介!
肉まんの生地は、小麦粉に砂糖、水、膨張剤を添加して作ります。肉だねには一般的に豚ひき肉が使用されることから脂質がおおくなり、エネルギーもそれに伴い高くなります。

以下、「肉まん」の一般的な成分について紹介しています。
「肉まん」のカロリー
肉まん一個のカロリーは1個当たり192kcalです。ご飯普通盛り(180g)のエネルギーが281kcalですのでそれと比較すると肉まんの方がエネルギー量が少ないことがわかります。
ご飯よりも重量が軽く、柔らかい口当たりのため早食いになりやすく、小麦粉を原材料としているため血糖値も上がりやすい食品ですので主食を肉まんに代替えした場合はよく噛んで、ゆっくり食べることを意識しましょう。
「肉まん」のたんぱく質
肉まん1個には約6.6gのたんぱく質が含まれています。
皮部分の小麦粉由来のたんぱく質と、具材の豚肉由来のたんぱく質です。1日の必要摂取量のおおよそ10.1%を肉まん一個から摂取することができます。

ご飯普通盛り(180g)のたんぱく質含有量は4.5gですのでご飯よりもたんぱく質が高い食品となっております。
「肉まん」の糖質
肉まん一個には約27.3gの糖質が含まれています。
1日に必要な糖質の摂取量の10.9%を肉まん一個から摂取することが可能です。ご飯普通盛り(180g)の糖質は66.8gとご飯普通盛りよりも肉まん一個のほうが糖質が低いことがわかります。
糖質の量は低いのですが、小麦粉由来の糖質が大部分を占めており、口当たりも柔らかいことから早食いになりやすく血糖値を急激に上げやすい食品です。

よく噛んでゆっくり食べる、野菜や肉となどの糖質の少ない食品と一緒に合わせて食べるといった食べ方の工夫をすることをおすすめします。
「肉まん」の脂質
肉まん1個に含まれる脂質は約6.8gです。1日に必要な脂質の摂取量の約15%を肉まん一個から補うことができます。
ご飯では脂質は補うことができないので急いでいるときの食事としては脂質・たんぱく質・糖質を比較的バランスよく摂取することができるので優れています。

若干ですが、脂質の割合が高いので肉まんを食事の代わりにした際には他の食事で脂質を抑えた食品を選択する、といった工夫が出来るとより良い栄養バランスになります。
「肉まん」のビタミン・ミネラル
というのも肉まんを作る過程で多くの種類の食材を少しづつ使用しているため様々な栄養素が少しづつ入っている為です。
肉まんの皮のビタミン・ミネラル
皮の製造に使われている小麦粉ゆらいのビタミン・ミネラル類で言えば、ビタミンB1、B2、E、パントテン酸、ナイアシンといったビタミン類。リン酸カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムといったミネラル類が少しづつ入っています。
玉ねぎと豚肉のビタミン・ミネラル
具材にほぼ使用されている玉ねぎと豚肉について紹介します。
玉ねぎに含まれる硫化アリルという物質は動脈硬化の原因となる決戦やコレステロールの代謝を促進する作用があります。
豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれているのですが、たまねぎに含まれている硫化アリルとビタミンB1は結合することでアリチアミンという物質に変化します。
アリチアミンにはビタミンB1を体内に長く留め、ビタミンB1の吸収を促進する作用があります。
「肉まん」の消化吸収の良さ
肉まんは皮に使用されている小麦粉由来のグルテンというたんぱく質と若干脂質の含有量が多いため消化吸収が良い食材とはいえません。
【結論】肉まんメインでは健康的に太れない!しかし忙しい時に代替えとしては可能?
肉まんにはたんぱく質・脂質・糖質がバランスよく含まれており、肉まんを作る材料の種類が多いため少しづつ多くの栄養素を含んでいるという特徴を持っています。
若干脂質の含有割合が高いので1日の中で肉まん以外の食事の脂質を控える工夫が必要です。
肉まんだけを食べて健康的に太る、ということは難しいですが手軽に場所を選ばずに食べることが出来る食品で、様々な栄養素を少しづつ含んでいる食品ですので1日のうちの忙しい時間の食事を肉まんに代替えするならば健康的に太る事をサポートしてくれるでしょう。
まとめ
肉まんを製造しているメーカーによって具材がことなり栄養成分のバランスもかわってきます。
コンビニエンスストアでは栄養成分表示を店頭およびホームページで公開している場合が多いです。可能な限り脂質の含有量の少ないものを選ぶことで1日の栄養バランスがよりよいものになりますよ。
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